第10章
お渡しと会計
お客様がご来店されたら、修理完了伝票を印刷してお渡しし、会計をして、カルテを「お渡し済み」にします。これで1件の修理が完了です。
修理完了伝票#
カルテの「修理完了伝票を印刷」を押します(本見積もりの金額が決まっている修理だけ出ます。キャンセルした修理には出ません)。伝票には「修理完了のご報告」として、お客様名・受付番号・作業完了日・修理品(番号のある品物はシリアル番号も)・「お客様に見せる」にした修理品で聞く項目・修理内容・修理レポート・お店の情報が載ります。レポートが空のときは空欄のまま印刷されます。内金を受け取っている修理は、内金と「お受け取りのときのお支払い(残り)」も載ります。
ふつうのプリンターなら「印刷(A4)」(mPOPを使うお店では「通常のプリンターで印刷」)を押すと、その場で印刷の画面が出て、A4縦1枚に印刷されます(アメリカ・カナダのお店はレター用紙。iPad は新しいタブに PDF が開くので、共有 → プリントで印刷します)。レシートプリンターをONにしたお店では、窓の上で「mPOP」か「80mm」を選んで印刷できます(80mm は幅80mmの紙1枚。英語圏のお店は明細・税・合計も載ります)。
POSでお会計する#
設定の「会計・印刷」で「POSを使う」をONにすると、お渡しを待っている修理のカルテで「次のステップへ:お渡し済み」が「お会計」になります(作業完了のままでも「お会計」が出ます)。押すとカルテの上に窓が開き、修理代の残り(内金やカード払いを引いた額)が最初から入っています。同時受付の修理も一緒に入ります。
- 一緒に売る品物があれば、品物の名前を入れます。商品の台帳にある商品は、名前の一部を打つと下に候補が出るので、押すと売値で入ります。台帳に無い品物は、名前を打って Enter(または候補の「「…」を品物として足す」)を押し、数量と単価(税込)を入れます
- 支払い方法を押し、受け取る額を右のキーパッドで入れます(パソコンではキーボードの数字でも入れられ、Enter で受け取り・会計します。現金はお札のボタンでも入れられます。ちょうどのときは何も入れずに「会計する」)。入れた額は左の品物の下に並び、「残り」が減ります。ほかの方法でも受け取るときは、そのまま別の方法を押して残りを入れます
- 現金で多く受け取ったときは、左の下にお釣りが出ます。並んだ支払いを間違えたら「×」で外せます
- 「〇〇円 を会計する」を押すと、修理はお渡し済みになり、商品の在庫が減り、会計完了の窓が開きます(受け取った額・お釣り)。設定の「請求書・領収書」をONにしているお店は、右下の「領収書を発行」で請求書・領収書の窓が開き(入金済み・会計で受け取った支払い方法が入った形)、「発行」で領収書を出します。打ち間違いは左下の「会計を取り消す」(店舗管理者だけ)
- カード・電子マネー
- 今お使いのカード端末で受けて、「カード」などと記録します。Repair Karte がカードを読むことはありません
- 修理の無い物販
- サイドメニューの「POS」の右上「+ 会計」から、品物だけで会計できます。お渡しを待っている修理を受付番号・お客様名で呼び出して、まとめて会計することもできます
- 部門打ち・量売り
- 台帳で「部門打ち」にした品物は、入れると単価の欄に入るので値段を打ちます。「量売り」の品物は量の欄に入るので 250 のように打つと、「100gあたり」の売値から額が出ます。商品の備考は品物の名前の下に出ます
- その日の会計
- 「POS」に、その日の会計の一覧と、売上・会計の件数・支払い方法ごとの合計が出ます。「‹」で前の日を見られます。行を押すと中身が開き、設定の「請求書・領収書」をONにしているお店は、そこから請求書・領収書も出せます(品物だけの会計も)
- 返品・取り消し
- 会計を開いて、「返品する」で返した数と返し方を記録します(商品は在庫に戻ります)。打ち間違いは「会計を取り消す」。どちらも店舗管理者だけです。取り消しても修理はお渡し済みのままなので、戻すときはカルテの「◀ 戻す」で戻します。修理代の返金はカルテの「返金する」から
- 売上帳
- 修理代は今までどおり修理の行に入り、支払方法の欄に会計で選んだ方法が入ります。品物は区分「物販」の行として入ります(返品はマイナスの行)
- 請求書・領収書(POS)
- 修理と一緒に売った品物も、その修理の請求書・領収書の明細に載ります(返品した分は引きます)。但し書きの初期値は「修理代・お品代として」。何件かの修理をまとめて会計したときは、品物は最初の修理の領収書にだけ載ります。支払方法はPOSの会計で受け取った方法になります(選び直せません)。カードと現金などで分けて受け取ったときは、領収書に方法ごとの額が並び、収入印紙の欄は現金(電子マネー・コード決済も現金と同じに数えます)の税抜の額が5万円以上のときだけ出ます。品物だけの会計も、会計の窓の右下「領収書を発行」から同じ請求書・領収書を出せます(番号は会計番号のあとに -S1・-R1。但し書きの初期値は「お品代として」)
- 会計済みの印
- お会計したカルテには「会計済み ○○」(会計の番号)と「POSで開く」が出ます。カルテの「お支払い」にも「POSで会計」の行が入ります
- 郵送・取引先・訪問
- 郵送・取引先のカルテと、訪問修理を現場で終えるときは、POS を使うお店でも「お会計」にならず、今までどおり「発送した」「次のステップへ」や現場の完了で進めます(郵送・取引先の残りは「未収」に出ます)
- つり銭準備金
- 最初に1回だけ、「POS」の右上「点検・精算」で、レジに入っているつり銭準備金を入れます。次からは精算で決めた「翌日のつり銭準備金」がそのまま引き継がれるので、毎日入れ直す必要はありません。売上の下に、レジ内の想定金額・つり銭準備金・前回の点検が1行で出ます
- 入出金
- 両替・仕入れの支払い・銀行へ入れたなど、会計以外でレジの現金を出し入れしたときは、右上の「入出金」でキーパッドから額を入れ、備考を付けて「入金」か「出金」で記録します。会計と同じ一覧に並び、想定レジ内金額に入ります。打ち間違いは、精算の前なら一覧の「×」で消せます
- 一時保存
- 「POS」の右上「+ 会計」で開いたお会計の窓で品物や修理を入れたあと「一時保存」を押すと、中身(品物・修理・数量・単価・お客様名)を保存して窓が閉じます。POS の右上「保存した会計」から押すと、その中身でお会計の窓が開き、続きから会計できます(受付の端末で入れて、レジの端末で会計する使い方もできます)。受け取った額は保存しません。保存しただけでは在庫は動かず、会計したときに引きます。会計すると保存は消えます。いらない保存は一覧の「×」か窓の上の「この保存を消す」で消せます(お店ごとに30件まで)
- 点検
- 営業中に「点検・精算」の画面で「点検のみ」を押し、レジの現金を金種ごとの枚数(または合計の金額)で入れると、想定レジ内金額(つり銭準備金+現金売上+カルテで現金で受け取った入金+入出金の入金−出金−カルテで現金で返した返金)との過不足がその場で出ます。「点検する」で記録だけ残り、何回でもできます(回は締めません)
- 精算
- 営業の終わりに「点検・精算」の画面で「点検・精算」を押し、同じように現金を数え、現金以外の売上(支払い方法ごと)も確かめて「精算へ進む」を押します。その回に取り消した会計があれば一覧で知らせます。「精算前の確認」で「翌日のつり銭準備金」を「指定する・全額繰り越す・なし」から選ぶと、実際の現金との差が「預入金」(売上としてレジから出す額)として出ます。「精算する」で精算レシートが残り、A4(アメリカ・カナダのお店はレター用紙)の紙(PDF)に刷れます(売上の税込・税抜・消費税、支払い方法ごとの件数、返品・取り消し、金種、入出金、その回の点検も載ります)。点検・精算の記録は「点検・精算」の画面の「点検・精算の履歴」で見られます。精算した数字はあとから変わりません(あとで取り消したときは精算レシートに今の売上が出ます)
ポイント点検チェックリストで「お渡しを止める」にした表が終わっていない修理は、お会計に入れられません。カルテで点検を記録してから会計してください。
レジ用バーコードで会計する#
伝票の下の部分に「お会計」として、カテゴリーごとの金額入りバーコード(NON-PLU)が印刷されます。Airレジ・スマレジ・ユビレジなどのレジで読み取るだけで、工賃・部品代などが正しい金額で登録され、打ち間違いがなくなります。
バーコードになるのは、設定の「カテゴリー」で商品コードを付けたカテゴリーだけです。商品コードの無いカテゴリーや、金額が上限を超えたカテゴリーは「バーコードのない項目(レジで入力します)」に回ります。レジ側にも同じ商品コードの商品を登録しておく必要があります。設定の「レジ用バーコード(NON-PLU)」にレジごとの合わせ方があります。バーコードレジが無いお店は、金額を見ながらふつうに会計してください。
ポイント内金を受け取っている修理も、バーコードは合計の金額のままです。レジで内金の分を差し引いてください。
請求書・領収書を発行する#
設定の「会計・印刷」で「請求書・領収書を発行する」をONにすると、本見積もりで金額が決まったカルテに「請求書・領収書」ボタンが出ます(台湾のお店にはありません)。押すとカルテの上に窓が開き、左で選んだ内容が、右の紙の見本にその場で出ます。発行した書類は窓の上に1枚ずつ並び、押すとその1枚の紙と操作に切り替わります(次の1枚は「+ 新しく作る」)。
「明細」のチェックで、紙に載せる行を選びます(初めは全部の行)。外した行は金額からも引かれ、税もその行だけで計算し直します(部品代だけの領収書、会社と個人で分けて払う、など)。外した行は、あとで別の1枚にできます。領収書を出した行は「領収書 発行済み」になり、もう一度は選べません。
「お金」で「入金済み」か「未入金」を選びます。いつでも選べます。初めは、お金を受け取ったことが分かっている修理(お渡し済み・内金やカード払いで全額・郵送修理の入金確認)は「入金済み」、それ以外は「未入金」になっています。
「未入金」を選ぶと請求書だけになります。宛名・お支払期限(任意)・お振込先(任意)を入れて「発行」を押します。発行した1枚が窓に開くので、右上の「印刷(A4)」を押すと印刷の画面が出ます(iPad は新しいタブに PDF が開くので、共有 → プリントで印刷します)。全部の行を選んだときは、受け取った内金・カード払いを差し引いた額を請求します。お振込先には、前に発行した請求書の振込先(無ければ郵送修理の振込先)が最初から入っています。会社あてなら宛名を「〇〇株式会社 御中」と入れると「様」は付きません。
「入金済み」を選ぶと、請求書の下の「きりとり」線から下に領収書が付きます。「但し書き」(初期値は「修理代として」)と「お支払い方法」を選びます。クレジットカードのときは「クレジットカード利用」と入り、現金などで税抜5万円以上のときは収入印紙の欄が出ます。
請求書だけを発行したあとで入金があったら(後払いの入金があったときなど)、窓の上でその請求書を選び、「入金があったら」で支払方法を選んで「領収書を付けて発行」を押すと、同じ番号の請求書に領収書が付いて出せます。
インボイスの登録番号を設定に入れてあれば、請求書にも領収書にも載ります。発行した内容はカルテに控えとして残り、窓の上でその1枚を選んで「印刷(A4)」を押すと、いつでも印刷できます。2回目からは紙に「再発行」と入ります(印刷の画面が出たすぐあとに押し直したときは、同じ紙を刷り直すだけで、再発行にはなりません)。隣の「PDF を開く」は、同じ PDF を新しいタブで開きます(保存や送付に。印刷の回数には数えません)。紙はA4だけです。
発行したあとで宛名・明細・入金の有無などの間違いに気づいたら、窓の上でその1枚を選んで「編集」を押します。前の内容が入った形で開くので、直して「直して発行」を押すと、前の1枚は「取り消し」として控えに残り、新しい番号で出し直します(お客様に渡した紙と控えが食い違わないよう、同じ番号のまま書き換えることはしません)。間違えて発行しただけなら「取り消す」を押します。
代金をカードで受け取る(オンライン決済)#
修理が終わると、完了のお知らせから開くお客様ページに「カードで支払う」が出るようにできます。お客様は来店の前に払っておけるので、お受け取りのときのお会計が要らなくなります。払われたかどうかはカルテに自動で残ります。出るのは作業完了からお渡しまでの間です。郵送修理では、お客様が「オンライン決済」を選んだときだけ出ます(第14章)。
- 「設定 > 連携」の「オンライン決済(カード)」で「登録を始める」を押します(オーナーのアカウントで)。最初の1回は、決済サービス Stripe の画面が開くまで10秒ほどかかります
- Stripe の画面で、事業の形・お名前・住所・電話番号・事業内容、カードの明細に出すお店の名前、入金先の銀行口座を入れ、本人確認書類(運転免許証など)を出します。割賦販売法に関する質問(過去の違反の有無)にも答えます。10分ほどです
- 最後に Stripe のログイン(メールアドレスとパスワード)を作ります。2段階認証の設定で QR コードが出たら、「SMS」を選ぶと携帯電話のショートメールでも受け取れます。控えのコードが出たら、必ず保管してください
- リペアカルテに戻ると、「カードでのお支払いを受け付けています」になります。Stripe の確認に数分〜数日かかることがあり、その間は「登録がまだ終わっていません」と出ます
- 「お客様ページに『カードで支払う』を出す」にチェックが入っていることを確かめます。郵送修理でも使うときは、郵送修理の設定(第14章の最初の節)で支払い方法に「オンライン決済」を入れておきます
Square をお使いのお店は、Stripe に登録する代わりに「Square でつなぐ」を押し、Square の画面でログインして許可するだけで使えます(日本・アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリスのお店)。代金はお店の Square に入り、決済手数料と銀行への入金は今の Square の契約のとおりです。売上・入金は「Square の画面を開く」から確かめます。お客様ページ・カルテ・返金・申し立ての扱いは Stripe と同じです(下の「Stripe」を「Square」に読み替えてください)。使えるのは Stripe か Square のどちらか1つです。Square のお店の国と通貨が、このお店の地域と違うときはつなげません。やめるときは「Square との連携を解除」を押します(それまでの支払いの返金は Square の画面で行います)。
- お客様への案内
- 修理1件の完了のお知らせ(LINE・メール)に「修理代金はカードでもお支払いいただけます」の一文が自動で入ります。何点かまとめた完了のお知らせには入りません(お客様ページからは1件ずつ払えます)
- お客様が払うと
- カルテのタイムラインに「オンライン決済 カードで支払い済み」が残り、お知らせが届きます。修理一覧では名前の下に「カード払い済み」、カルテでは「料金・お支払い」の見出しの横に「カード払い済み」と出るので、お受け取りのときに二重にお会計しないでください。「作業完了(未連絡)」だった修理は、自動で「ご連絡済み(引取待ち)」に進みます(郵送のカルテは「発送待ち」)。領収書を出すときは、お支払い方法が最初から「クレジットカード」になります
- 代金と手数料
- 代金はお店の名前で、お店の Stripe に直接入ります。お客様のカードの明細にはお店の名前が出ます。Stripe の決済手数料 3.6%(+消費税)が売上から差し引かれます。月額料金とは別の費用です
- 銀行への入金
- Stripe が自動で行います。初期設定は毎週金曜日で、Stripe の画面で月1回や手動(自分で入金を押す)にも変えられます。売上や入金は「Stripe の画面を開く」から確かめられます
- 返金
- カルテの「料金・お支払い」の「返金する」(オーナーだけ)から、金額を指定して返金できます(一部も・何回かに分けても)。Stripe の画面から返金しても、カルテに写ります。返金しても決済手数料は戻りません。くわしくは次の節「返金する」
- 支払いの取り消しの申し立て
- お客様がカード会社に申し立てをすると、お知らせとカルテに表示されます。Stripe の画面で、期限までに取引の資料を出して対応してください
ポイントお客様ページの「カードで支払う」を一時的に止めたいときは、「お客様ページに『カードで支払う』を出す」のチェックを外して保存します。止めている間、郵送修理はふつうの支払いリンクの流れに戻ります。
返金する#
お金を受け取ったあと(お渡しのあと、または内金・カード払いのあと)で修理代の一部や全部をお返しするときは、カルテの「料金・お支払い」を開いて「返金する」を押し、金額とメモ(任意)を入れて「返金する」を押します(オーナーのアカウントだけ)。金額の欄には、最初は返せる額いっぱいが入っています。
- カードで払われた修理
- 「カードに返す」を選ぶと、お客様のカードへ返します。一部でも、何回かに分けても返せます。お店の Stripe の画面から返した分も、カルテに自動で写ります。返金しても Stripe の決済手数料は戻りません
- 現金などで受け取った修理
- 「現金で返した」か「振込などで返した(記録だけ)」で、返したことを記録します。「現金で返した」はレジの現金から返した扱いで、POS の点検・精算の想定レジ内金額から引かれます。お渡し済み(またはキャンセル料のあるキャンセル)の修理と、内金を受け取った修理で使えます。カードで払われた修理でも選べます
- 売上帳・売上ダッシュボード
- 返金した日に、区分「返金」のマイナスの行が入ります。税も返金の割合で差し引きます。元の売上の日の数字は変わらないので、申告済みの月は崩れません。返金は売上の件数には数えません
ポイント返金はあとから取り消せません。金額をよく確かめてから押してください。
お渡し済みにする#
カルテの「次のステップへ:お渡し済み」を押します(POSを使うお店は、前の節の「お会計」でお渡し済みになります)。これで完了です。一覧から自動で片付き、売上ダッシュボードに計上され、修理履歴はお客様台帳に積み上がります。お客様への連絡は送られません。
点検チェックリストで「お渡しを止める」にした表が終わっていないと、このボタンの代わりに赤い枠で残っている表が出ます。点検を記録するか、店舗管理者が理由を書いて「理由を残してお渡し済みにする」を押します(第6章「点検チェックリスト」)。
レビュー依頼を設定していれば、このときにGoogleレビューのお願いが予約され、設定した日数後にお客様へ自動で届きます(第4章)。
見つからないときは
使い方のご質問は、お問い合わせのフォームかメールで受け付けています。お使いの方は、画面の右下のリカルテくんからも聞けます。